パーフェクトな警視にごくあま逮捕されました
「凄くわかりやすくてよかったよ。
ありがとう」
にっこりと課長が笑い、ほっと肩の力を抜いた。
「いえ。
西谷さんにも手伝ってもらったので。
彼のおかげです」
手柄の横取りはよくないので、事実を告げたものの。
「いやー、さすが篠永さんだな。
他の人に頼むとこうはいかないよ」
「いえ、だから西谷さんが手伝って……」
「次も篠永さんに頼むから、よろしく頼むね」
課長は私の話をまったく聞かず、勝手に話を終えてしまった。
心の中でため息をつき、席に戻る。
昨日の彼に謝罪をしたいが、今日は外回りから直帰になっていた。
「……はぁっ」
ため息をつきつつ、休憩コーナーの自販機でミルクティを買う。
市販の甘いミルクティはあまり好きではないが、今は甘ったるいものを取って和みたい気分だ。
近くのソファーに座り、ペットボトルを開ける。
「なんでこう……」
思いどおりにいかないのだろう。
私はただ、普通に仕事をして、普通に私を評価してほしいだけなのに。
「あら、篠永さん、きゅうけぃー?」
ちょうど通りかかったいつもの彼女が、イヤラシく語尾を伸ばす。
「いいわねぇ、私なんかお茶飲む暇もないくらい、忙しいのに」
ありがとう」
にっこりと課長が笑い、ほっと肩の力を抜いた。
「いえ。
西谷さんにも手伝ってもらったので。
彼のおかげです」
手柄の横取りはよくないので、事実を告げたものの。
「いやー、さすが篠永さんだな。
他の人に頼むとこうはいかないよ」
「いえ、だから西谷さんが手伝って……」
「次も篠永さんに頼むから、よろしく頼むね」
課長は私の話をまったく聞かず、勝手に話を終えてしまった。
心の中でため息をつき、席に戻る。
昨日の彼に謝罪をしたいが、今日は外回りから直帰になっていた。
「……はぁっ」
ため息をつきつつ、休憩コーナーの自販機でミルクティを買う。
市販の甘いミルクティはあまり好きではないが、今は甘ったるいものを取って和みたい気分だ。
近くのソファーに座り、ペットボトルを開ける。
「なんでこう……」
思いどおりにいかないのだろう。
私はただ、普通に仕事をして、普通に私を評価してほしいだけなのに。
「あら、篠永さん、きゅうけぃー?」
ちょうど通りかかったいつもの彼女が、イヤラシく語尾を伸ばす。
「いいわねぇ、私なんかお茶飲む暇もないくらい、忙しいのに」