パーフェクトな警視にごくあま逮捕されました
肘枕をした彼はまるで子供を寝かしつけるみたいに、私の身体をぽんぽんした。

「……子供扱い」

「弱ってるときはこれが、一番効くんだよ」

……そうかも。
アロマのせいもあるかもしれないが、凄く落ち着く。

「子守歌も歌おうか」

「……そうですね」

「Twinkle Twinkle,little star……」

駒木さんの優しい声が、薄暗い部屋の中に響く。
それを聞きながら穏やかな眠りに落ちていった。
< 68 / 219 >

この作品をシェア

pagetop