パーフェクトな警視にごくあま逮捕されました
子供に言い聞かせるように言われ、素直に頷いた。
それに正直に言えば、あの部屋に帰るのは怖い。
途中で駒木さんはテイクアウトのパスタと、コーヒーを買ってくれた。
「ごめんね、こんなので。
夜は美味しいところに連れていってあげるから許してね」
駒木さんは申し訳なさそうだが、私はこれでも十分ですが?
彼が私を連れてきたのは警視庁の中、さらに個室だった。
「えっと……」
「ごめん、僕は行ってくるから!
あとはなにかあったら東本くんに聞いて!
愛してるー」
私を部屋に案内し、駒木さんは投げキッスをしながら慌ただしく出ていった。
部屋の中に東本くんとふたり取り残され、完全に困惑した。
……なにかあったらって、今がすでになにかあっている状態ですが?
「あー……。
篠永も困るよな……」
東本くんも完全に困惑している。
「とりあえず、昼メシ食えよ。
お茶、淹れてくるな」
「あっ……」
応接セットに利用するように視線で言い、東本くんは駒木さんが出ていったのは別のドアから出ていった。
ひとりにされ、ますます困り果ててしまう。
「……とりあえず座るか」
ソファーに座り、買ってもらったお昼を広げる。
少ししてドアの付近で音がし、びくりと身を固くした。
……誰か、来る。
思い浮かんだのはあの、黒ずくめの男だった。
じっと、開いていくドアを見つめる。
「お待たせー」
しかし、入ってきたのは東本くんで警戒を解いた。
そうだよね、こんなところに入ってこられるわけがない。
それに正直に言えば、あの部屋に帰るのは怖い。
途中で駒木さんはテイクアウトのパスタと、コーヒーを買ってくれた。
「ごめんね、こんなので。
夜は美味しいところに連れていってあげるから許してね」
駒木さんは申し訳なさそうだが、私はこれでも十分ですが?
彼が私を連れてきたのは警視庁の中、さらに個室だった。
「えっと……」
「ごめん、僕は行ってくるから!
あとはなにかあったら東本くんに聞いて!
愛してるー」
私を部屋に案内し、駒木さんは投げキッスをしながら慌ただしく出ていった。
部屋の中に東本くんとふたり取り残され、完全に困惑した。
……なにかあったらって、今がすでになにかあっている状態ですが?
「あー……。
篠永も困るよな……」
東本くんも完全に困惑している。
「とりあえず、昼メシ食えよ。
お茶、淹れてくるな」
「あっ……」
応接セットに利用するように視線で言い、東本くんは駒木さんが出ていったのは別のドアから出ていった。
ひとりにされ、ますます困り果ててしまう。
「……とりあえず座るか」
ソファーに座り、買ってもらったお昼を広げる。
少ししてドアの付近で音がし、びくりと身を固くした。
……誰か、来る。
思い浮かんだのはあの、黒ずくめの男だった。
じっと、開いていくドアを見つめる。
「お待たせー」
しかし、入ってきたのは東本くんで警戒を解いた。
そうだよね、こんなところに入ってこられるわけがない。