哀…愛
なんで…

あの家が…!?



その家は

あたしが

高3の冬に

飛び出した家だった




でも

それしか思い出せない

なんで

あの家を飛び出したんだっけ



あたしの記憶は

またもや霧に包まれた





あたしはいつの間にか

旅支度をしていた



「あの家に行かなくちゃ

 あそこに行けば

 何かわかるかもしれない!」



あたしは

記憶のかけらを探す

旅に出た



それが

あたしにとって

辛いものであるコトは

想像してた


でも

あたしは行かなくては

いけなかった
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