哀…愛

生まれた世界

「どうしよっかなぁ

おそばもいいケド

やっぱり京都と言えば

甘いモノ!

だよね!」




あたしは

近くに甘味処がないか

探した




―――あたし

ここ前に来たコトある―――


あんまり覚えてないケド

あたしは

前にここに来たような

気がした



「たしか

 ここを右に曲がると…」


あった!

いわゆるお団子屋さんが

そこに建っていた



あたしは

京都に来たコトによって

あたしの記憶が

こくこくと

蘇っていくのを

感じていた

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