哀…愛
その旅館の大浴場は

その名の通り

"大浴場"だった


とても

その旅館の見た目からは

想像できないぐらい

広かった



中には誰もいない


つまり…



「貸切だぁ~い!!」



あたしは

まっさきに飛び込んだ



若干熱くてビックリしたけど

すごく

気持ち良かった




その日の疲れは

いっきにとれた



あたしは浴衣に着替えて

部屋に戻ろうとした
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