哀…愛
とは言っても

どこをどう探せばいいのやら



もうちょっとで

場所が思い出せそうなんだけど

ん~……




「……ちゃん?

 メイちゃんじゃない!?」



へ!?


振り向くと

見知らぬおばさんが

あたしに

話しかけてた



「やっぱり!

 メイちゃんよね?

 懐かしいわぁ

 あ、あたしのコト

 覚えてない?

 そりゃ、そうよねぇ

 もう10年以上も前だもんねぇ


 あたしね

 あなたたちが住んでた

 アパートの隣に住んでたのよ


 昔はよく

 遊んであげたんだけどねぇ


 こんなにオトナになっちゃって

 キレイになったわねぇ」
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