哀…愛
そのメモに書かれた

住所は

わりと近いところにあった




今目の前には

あたしが

育ったアパートがある




怖い…

行くのが怖い…

知るのが怖い…


体が

行くな!って

言ってるようにも思えた




でも

ここまで来て

引くコトはできない



あたしは

行かなくては

ならない








郵便受けに

あたしの苗字を確認し

その部屋の前にたつ




あたしの

心臓はこわれそうなくらい

ドキドキしてた…




そして

呼び鈴を鳴らした…

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