哀…愛
『コーヒーでいいか?』


「いらない…

 それより
 
 早く話してほしい…」


『ああ

 どうしてオレが

 知ってるか

 だよな



 おまえの

 母親が入院してる病院

 オレの親父の病院


 だから

 知ってた


 それだけ』



「違う!

 あたしが聞きたいのは

 そんなコトじゃない!

 なんであたしのコト

 全部知ってるの!?

 それを

 教えてよ!!」




この話しを

聞いたあと


あたしは

本当に


記憶なんか戻らなきゃ

良かったと


後悔した
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