哀…愛
『ま、そういうわけだから

 今まで通り

 オレの彼女でいてくれよぉ?

 それから…』



振り返りこう言った




『お前はオレから


 ニゲラレナイからな…』




そう言ってタクマは

消えた




その後ろ姿は

本当の悪魔のようだった





絶望感で

あたしは

立ち上がることも

できなかった




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