哀…愛
――――ん!?



「5時半!?

 やっちゃったぁ~

 授業ぜんぶ終わっちゃった…」



『あちゃ~

 全然気付かなかった…

 ごめんね、有原さん』


「ううん!

 あたしの方こそ…」




『げ!!

 オレ、バイトの時間だ!

 ごめん、行かなきゃ

 コーヒーごちそうさま!

 また明日!!』




そう言って彼は

走って行ってしまった
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