哀…愛
「たす…け…て…」


あたしが言えるのは

その言葉だけだった




こんなたった3回

偶然に会っただけのオンナに

助けをくれるわけがないのに


そう思っていた







先生は

黙ってあたしの肩を抱いた





『ツラいなら

 うちにくればいい』



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