哀…愛
第6章
光の部屋
―――光の部屋だ
先生の家に入って
一番最初に
そう思った
先生の部屋には
まぶしすぎて
目が開けられないほどの
光がさしこんでいた
今のあたしには
こんなきれいな風景
似合わないだろうなぁ
あたしは
あまりにものショックからか
しゃべるコトができなく
なっていた
それについても
先生は何も言わなかった
言わなかった
じゃなくて
言わないでくれたんだね