哀…愛
第6章

光の部屋



―――光の部屋だ




先生の家に入って

一番最初に

そう思った



先生の部屋には

まぶしすぎて

目が開けられないほどの

光がさしこんでいた




今のあたしには

こんなきれいな風景

似合わないだろうなぁ




あたしは

あまりにものショックからか

しゃべるコトができなく

なっていた




それについても

先生は何も言わなかった

言わなかった

じゃなくて

言わないでくれたんだね
< 183 / 232 >

この作品をシェア

pagetop