哀…愛
「――――メイ!」



「へっ!?」



「もう時間だよ!

早く授業にいかないと!」







あたしは食べかけのお弁当を

急いでしまって



先に行ってしまったリサを

おいかける




焦っていたせいか

持っていたカバンを落としてしまった




当然、中身もグチャグチャになって

床にちらばっていた




リサはあたしに

気付きもしないで行ってしまった





「はぁ~、サイアク」



めんどくさくなったあたしは




ゆっくりと




ちらばった荷物を




拾いはじめた
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