哀…愛
とつぜん




目の前に足があらわれた




びっくりして上を見ると





一人のオトコのコが





あたしをみてる







たしか彼は



文学史のクラスが一緒で



いつもあたしの後ろの席に座る



オトコのコ





話したことなんてないし






名前もしらない








きっと向こうも


あたしのこと


知らないとおもうよ
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