哀…愛
この通りは

休日になると

たくさんの人たちで

にぎわっている


おもに

家族連れ カップル

が多かった




あたしは

家族連れの人たちを見ては

タクマくんとの

将来とかを

勝手に妄想してた



結婚とか

考えたコトないけど

子供とかほしいなぁ




あたしの家族には

愛はなかった

詳しいコトはまだ言えないケド


だからなのか

あたしは

「家族」というものに

非常に大きな理想を持ちつつ

大きな恐怖も抱いていた



「いやなコト

 思い出しちゃった…」


あたしは

その思い出を

かきけすかのように

アイスティーの氷を

カラカラまわした
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