哀…愛
あたしは

ソワソワしたまま

席を立てずにいた



ブーブブーブー


電話だ―――


「…もしもし?」


『あ、もしもし!?

 メイ?

 ごめんね~遅くなっちゃって

 今駅に着いたんだ

 今どこにいる?』


「あ
 
 駅の大通りのカフェにいる…」


『オッケィ!

 じゃあ、迎えに行くから

 そのままいてね!』


電話は切れた




どうしよう…


さっきのオトコの人が


タクマくんだったら




あたしは

さっき見たオトコの

服などを

一生懸命思い出していた
< 82 / 232 >

この作品をシェア

pagetop