怖がらないで、逃げないで






「今日は来てくれてありがとう、奈々さん。











恵里エリさんから聞いてるかもしれないけど、あらた











めて挨拶するね。











僕は三日月 陽翔。









この二人の父親です。」










恵里って……










私のお母さんの名前……











………











「こちらこそ、………











きょ、今日は……あり、がとうございます……」











私は机を見ながら少し小さめに話した。












というか、これが精一杯だった。




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