日替わりケーキとおしゃべりタイム
「おかえり、飛鳥」
そう言って、ゆっくりと立ち上がり、近づいてくると、お姉ちゃんは、私と井上くんを交互に見た。
「お姉ちゃんも、おかえりなさい」
少し緊張しながらも、久々に会うお姉ちゃんに挨拶をする。
いつ見ても、私の5つ上とは思えないほど、若々しくて、スタイル抜群で、美人さん。
「ただいま。あなたが、飛鳥の彼氏ね」
「はい。初めまして。井上翼といいます」
「姉の優璃よ。ふーん、飛鳥、あなたやっぱりイケメン好きね」
くすっと笑って私に視線を移すお姉ちゃん。
イケメン好き?
急になんでそんなこと言い出すんだろう…。
なんと答えるのが、穏便に済ませられるのか悩んでいると、
「それ、俺、イケメン認定されたってことで喜んでいいですか?」
ノリの良い言い方で、明るく冗談っぽく言った井上くん。
「ふふっ…まあ、そうね」
お姉ちゃんは、長い綺麗な髪をふわっとかき分けて井上くんに微笑む。
「まあ、幼馴染の円堂さんがイケメンの基準だったら、足元にも及ばないけど」
まさか、井上くんが、ここで直樹の名前を出すなんて思ってもいなくて、井上くんとお姉ちゃんの顔を交互に見る。
「なーんだ、直樹とはもう知り合いだったか」
お姉ちゃんは、急に真顔になって、ソファーにどかっと深く座った。
「優璃、初対面なんだから、あなたもう少し大人しくしてなさい」
キッチンから、お母さんの呆れたような口調が響く。
そう言って、ゆっくりと立ち上がり、近づいてくると、お姉ちゃんは、私と井上くんを交互に見た。
「お姉ちゃんも、おかえりなさい」
少し緊張しながらも、久々に会うお姉ちゃんに挨拶をする。
いつ見ても、私の5つ上とは思えないほど、若々しくて、スタイル抜群で、美人さん。
「ただいま。あなたが、飛鳥の彼氏ね」
「はい。初めまして。井上翼といいます」
「姉の優璃よ。ふーん、飛鳥、あなたやっぱりイケメン好きね」
くすっと笑って私に視線を移すお姉ちゃん。
イケメン好き?
急になんでそんなこと言い出すんだろう…。
なんと答えるのが、穏便に済ませられるのか悩んでいると、
「それ、俺、イケメン認定されたってことで喜んでいいですか?」
ノリの良い言い方で、明るく冗談っぽく言った井上くん。
「ふふっ…まあ、そうね」
お姉ちゃんは、長い綺麗な髪をふわっとかき分けて井上くんに微笑む。
「まあ、幼馴染の円堂さんがイケメンの基準だったら、足元にも及ばないけど」
まさか、井上くんが、ここで直樹の名前を出すなんて思ってもいなくて、井上くんとお姉ちゃんの顔を交互に見る。
「なーんだ、直樹とはもう知り合いだったか」
お姉ちゃんは、急に真顔になって、ソファーにどかっと深く座った。
「優璃、初対面なんだから、あなたもう少し大人しくしてなさい」
キッチンから、お母さんの呆れたような口調が響く。