日替わりケーキとおしゃべりタイム
「今日さ、飛鳥もちょっと緊張してただろ?表情固いなって思ってて…。でも、今のこの顔見たら、あー…俺が好きな飛鳥だって思った」

くくくっと笑う井上くんの顔は、少しだけほんのり赤く染まっていて、照れてるのが伝わってきた。

私、そんなに表情固かった…?でも確かに、お姉ちゃんいたから、いつもとはちょっと違う感じだったかも。

「明日からさ、いっぱい美味いもの食おうな」

「うん!」

そうだ、明日から温泉旅行だった。途中のサービスエリアとかで、地域限定のものも食べたいな。

想像するだけで顔がにやける。

「今日はどうする?荷物持ってきて、俺ん家泊まる?」

「んー…実はまだ荷物まとめ切れてなくって。明日合流でもいい?」

「了解。明日朝8時に迎えにいくよ」

井上くんはそう言ってアイスコーヒの残りを飲み干した。

忘れ物しないように確認しなきゃ。




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