日替わりケーキとおしゃべりタイム
喉越しなめらかりんごゼリー
えっ…
私は今、急な展開に頭の中が大混乱。
オフィスに備え付けられている巨大モニターの中には、社長と、私のよく知っている井上くんの姿があった。
草加部と名乗り、副社長に就任したことを淡々と伝える井上くんの姿に、どうしてこんな急な展開になったのか頭がついていけない。
ううん、確かに昨日は残業で慌ただしそうだった。それにどことなく元気はなかった。
だけど、こんなこと一言も言っていなかった。
「梅田さん、井上くんが草加部だって知ってた?」
先輩に聞かれてぎこちなく頷くことしかできなかった。
「我が社は、ここ数年赤字が続いており、経営難となりつつあります」
長々と続く社長の言葉が頭の中を通過していく。
ただ、一言、私はその言葉に耳を疑った。
「大幅な人員削減をいたします」
私の動揺とほぼ同時に、オフィスの中が大きくざわつく。
「9月いっぱいまでに希望して退職する場合、退職金は1•5倍とする意向ですので、ご検討ください」
人員削減って…もし希望退職者が少なかったら、強制的にリストラってことだよね…。
まって、じゃあ私なんて1番そのリスクがある気がする。
いつのまにか画面が消えていて、もう社長と井上くんの姿はなかった。
私は今、急な展開に頭の中が大混乱。
オフィスに備え付けられている巨大モニターの中には、社長と、私のよく知っている井上くんの姿があった。
草加部と名乗り、副社長に就任したことを淡々と伝える井上くんの姿に、どうしてこんな急な展開になったのか頭がついていけない。
ううん、確かに昨日は残業で慌ただしそうだった。それにどことなく元気はなかった。
だけど、こんなこと一言も言っていなかった。
「梅田さん、井上くんが草加部だって知ってた?」
先輩に聞かれてぎこちなく頷くことしかできなかった。
「我が社は、ここ数年赤字が続いており、経営難となりつつあります」
長々と続く社長の言葉が頭の中を通過していく。
ただ、一言、私はその言葉に耳を疑った。
「大幅な人員削減をいたします」
私の動揺とほぼ同時に、オフィスの中が大きくざわつく。
「9月いっぱいまでに希望して退職する場合、退職金は1•5倍とする意向ですので、ご検討ください」
人員削減って…もし希望退職者が少なかったら、強制的にリストラってことだよね…。
まって、じゃあ私なんて1番そのリスクがある気がする。
いつのまにか画面が消えていて、もう社長と井上くんの姿はなかった。