日替わりケーキとおしゃべりタイム
「今日は、飛鳥と会うの?」
「えっ?あっ、うん」
「ちょうど良かった」
円堂くんはそう言うと、厨房の奥に入って、しばらくするとショートケーキの箱を持って戻って来た。
「渡せばわかると思うから、よろしくね」
それだけ言って、向かい側で今度はコーヒーを飲み始めた円堂くん。
飛鳥の好きなスイーツか?
「飛鳥さ、井上くん成分足りないと思うから…今多分カラッカラ」
冗談混じりにそう言った円堂くんに、俺は思わず頬の筋肉が緩んでしまう。
ライバル…かもしれないのに、たまにこうやって背中を押したり和ませてくれるから、思わず心を開いてしまう。
不思議な人だ…。
「うん。まあ…俺もだけどね」
俺の言葉に、円堂くんは穏やかな表情で微笑む。
「テリヤキバーガーごちそうさま」
俺は立ち上がって、胸元から名刺入れを取り出す。
「渡してなかったと思って。裏に、俺の連絡先書いておいたから、用事があったら、直接スマホにかけていいよ。わざわざ、受付に行くのも大変だろうし」
実は、一昨日の女性社員達の話題は、円堂くんの事だったらしいと聞いて、もしかしたら、居心地を悪くしてしまってたのではないか、と気になっていた。
「えっ?あっ、うん」
「ちょうど良かった」
円堂くんはそう言うと、厨房の奥に入って、しばらくするとショートケーキの箱を持って戻って来た。
「渡せばわかると思うから、よろしくね」
それだけ言って、向かい側で今度はコーヒーを飲み始めた円堂くん。
飛鳥の好きなスイーツか?
「飛鳥さ、井上くん成分足りないと思うから…今多分カラッカラ」
冗談混じりにそう言った円堂くんに、俺は思わず頬の筋肉が緩んでしまう。
ライバル…かもしれないのに、たまにこうやって背中を押したり和ませてくれるから、思わず心を開いてしまう。
不思議な人だ…。
「うん。まあ…俺もだけどね」
俺の言葉に、円堂くんは穏やかな表情で微笑む。
「テリヤキバーガーごちそうさま」
俺は立ち上がって、胸元から名刺入れを取り出す。
「渡してなかったと思って。裏に、俺の連絡先書いておいたから、用事があったら、直接スマホにかけていいよ。わざわざ、受付に行くのも大変だろうし」
実は、一昨日の女性社員達の話題は、円堂くんの事だったらしいと聞いて、もしかしたら、居心地を悪くしてしまってたのではないか、と気になっていた。