日替わりケーキとおしゃべりタイム
「十分綺麗じゃん」
にこっと微笑む井上くんに、思わずドキッとしてしまう。
今更、緊張してきた。
「コ、コーヒー入れるから座ってて」
そう言って、キッチンへ立ち気持ちを落ち着かせながら、コーヒーを入れる準備をする。
お湯を沸かしていると、スーツのジャケットを脱いだ井上くんが腕まくりをして私の向かい側に立った。
そして、ケーキの箱を指差して、
「中身、見てもいい?」
と興味津々に聞いてきた。
「うん。でも、ケーキに興味湧くの珍しいね」
「まあな。飛鳥がニヤけるほどのケーキだから、見たくなった」
そっと丁寧にケーキの箱を開ける井上くん。開けた瞬間、フワッとキャラメルナッツの香りが広がった。
「綺麗なケーキなんだな」
「でしょ?味も最高なの!」
甘いものが苦手な井上くんが褒めてくれて、嬉しくなり、私のテンションが上がっていく。
そして、さっき食べたばっかりなのに、また食べたくなってきてしまった食いしん坊な私。
「私、食べてもいい?」
「うん。でも食ってきたんだろう?」
「そうだけど、匂いに包まれたら、食べたくなっちゃって。あっ、半分食べる?」
そう言うと、井上くんは一瞬驚いた表情をしたけど、すぐに、
「…一口もらおうかな」
と言った。
にこっと微笑む井上くんに、思わずドキッとしてしまう。
今更、緊張してきた。
「コ、コーヒー入れるから座ってて」
そう言って、キッチンへ立ち気持ちを落ち着かせながら、コーヒーを入れる準備をする。
お湯を沸かしていると、スーツのジャケットを脱いだ井上くんが腕まくりをして私の向かい側に立った。
そして、ケーキの箱を指差して、
「中身、見てもいい?」
と興味津々に聞いてきた。
「うん。でも、ケーキに興味湧くの珍しいね」
「まあな。飛鳥がニヤけるほどのケーキだから、見たくなった」
そっと丁寧にケーキの箱を開ける井上くん。開けた瞬間、フワッとキャラメルナッツの香りが広がった。
「綺麗なケーキなんだな」
「でしょ?味も最高なの!」
甘いものが苦手な井上くんが褒めてくれて、嬉しくなり、私のテンションが上がっていく。
そして、さっき食べたばっかりなのに、また食べたくなってきてしまった食いしん坊な私。
「私、食べてもいい?」
「うん。でも食ってきたんだろう?」
「そうだけど、匂いに包まれたら、食べたくなっちゃって。あっ、半分食べる?」
そう言うと、井上くんは一瞬驚いた表情をしたけど、すぐに、
「…一口もらおうかな」
と言った。