日替わりケーキとおしゃべりタイム
「…手出せないくらいガラスみたいに大切な幼馴染って、飛鳥さんだよね?」
「ん?うん、そうだね」
飛鳥の彼氏が置いて行ってくれたペットボトルのお茶を飲んでいると、りっちゃんが遠慮気味に確認してきた。
「この先もずっと、翼くんの隣に飛鳥さんがいるのを見るのって辛くなったりしないの?」
「ならないよ。これまでだって、飛鳥に彼氏はいたことあったしね。むしろ、りっちゃんのお兄さんが彼氏でよかったと思ってる。飛鳥、りっちゃんのお兄さんと付き合ってから幸せオーラ出まくりだし」
ふふっと笑って、お茶を一口飲むと、りっちゃんは安堵の表情を浮かべた。
正直なところ、きっとりっちゃんは俺の気持ちも知っているし、兄の彼女でもあるしということで、複雑な気持ちになっていたとは思う。
「俺だって、普通に彼女作ったりしてるし。そんな深く考えることじゃないよ?」
事実を述べると、りっちゃんは小さく頷いた。
俺が、今のお店でバイトを始めたころ、年も1つしか違わないということで、すぐに打ち解けられたのがりっちゃんこと、草加部律だった。
喫茶店のイケメン店員として、幅広い年齢層の女性客のファンまでつく人気のあったりっちゃんだけど、全然気取ったところなんてなくて、人懐っこい性格で、人当たりの良すぎる人だった。
「ん?うん、そうだね」
飛鳥の彼氏が置いて行ってくれたペットボトルのお茶を飲んでいると、りっちゃんが遠慮気味に確認してきた。
「この先もずっと、翼くんの隣に飛鳥さんがいるのを見るのって辛くなったりしないの?」
「ならないよ。これまでだって、飛鳥に彼氏はいたことあったしね。むしろ、りっちゃんのお兄さんが彼氏でよかったと思ってる。飛鳥、りっちゃんのお兄さんと付き合ってから幸せオーラ出まくりだし」
ふふっと笑って、お茶を一口飲むと、りっちゃんは安堵の表情を浮かべた。
正直なところ、きっとりっちゃんは俺の気持ちも知っているし、兄の彼女でもあるしということで、複雑な気持ちになっていたとは思う。
「俺だって、普通に彼女作ったりしてるし。そんな深く考えることじゃないよ?」
事実を述べると、りっちゃんは小さく頷いた。
俺が、今のお店でバイトを始めたころ、年も1つしか違わないということで、すぐに打ち解けられたのがりっちゃんこと、草加部律だった。
喫茶店のイケメン店員として、幅広い年齢層の女性客のファンまでつく人気のあったりっちゃんだけど、全然気取ったところなんてなくて、人懐っこい性格で、人当たりの良すぎる人だった。