日替わりケーキとおしゃべりタイム
「まあ、今更後悔しても遅いよな…」

世の中の人、全員の恋愛がうまくいくことはないわけで、俺もそうだっていうこと。

いつか、飛鳥のように自然体でいられる相手が見つかることはあるのだろうか。

クッキー食べよう。

ベットから起き上がり、紙袋から一枚クッキーを取り出す。

甘くないのに、美味さがちゃんと残ってるクッキー。

店長、天才。

そう思いながら口に運ぶ。

そういえば、新作の試食、飛鳥の彼氏に直接お願いすればよかった。

来年には開店したいから、メニュー開発もだけど、内装の方も準備を進めていかないとな。



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