日替わりケーキとおしゃべりタイム
果実入りシロップのかき氷
すっかり夏らしくなった7月。本格的な暑さではないけれど、外と社内の気温差で、結構体力が消耗していく。
「…暑すぎる」
外回りから帰ってきた私は、途中のコンビニで買ってきたキンキンに冷えたペットボトルをおでこに当てた。
もうすぐお昼休憩だけど、微妙に食欲ないなー。きっとこの暑さでちょっと夏バテ気味。
「よっ、お疲れ様」
ひやっとしたものが頬に当たり、驚いてビクッと体が跳ねた。
「あっ、井上くん」
冷たくなった頬をさすりながら見上げると、涼しげな顔の井上くんが、アイスを持って立っていた。
「外回りだったんだって?暑い中大変だっただろ」
そう言って、私にサイダー味の棒アイスを差し出した井上くん。
「私、このままじゃ、8月の猛暑日乗り越えられる自信ない」
「くくくっ。確かに。あれだな、とりあえず、基本は食うことだ。飯これからだろ?一緒にどう?」
あっ…
ふと、隣の席のいつもお昼を一緒に食べている先輩をみる。
「どうぞどうぞー。私、今日はちょうど外に行こうと思ってたから。久々に、時間が一緒になったんじゃない?いってらっしゃい」
優しくそう言って、バックを肩にかけて出かける準備を始めた先輩。
「ありがとうございます!」
井上くんは、爽やかにそう言ってニコッと笑った。
先輩、気を遣ってくれたみたい。この1週間、お互いに、結構仕事が立て込んでて、会社で会う機会が全くなかった私たち。
私と井上くんが付き合っていることは、少しずつ広まっていって、なんだかんだみんなに知れ渡ってしまっているけれど、みんな温かく見守ってくれている感じが伝わってくる。
「…暑すぎる」
外回りから帰ってきた私は、途中のコンビニで買ってきたキンキンに冷えたペットボトルをおでこに当てた。
もうすぐお昼休憩だけど、微妙に食欲ないなー。きっとこの暑さでちょっと夏バテ気味。
「よっ、お疲れ様」
ひやっとしたものが頬に当たり、驚いてビクッと体が跳ねた。
「あっ、井上くん」
冷たくなった頬をさすりながら見上げると、涼しげな顔の井上くんが、アイスを持って立っていた。
「外回りだったんだって?暑い中大変だっただろ」
そう言って、私にサイダー味の棒アイスを差し出した井上くん。
「私、このままじゃ、8月の猛暑日乗り越えられる自信ない」
「くくくっ。確かに。あれだな、とりあえず、基本は食うことだ。飯これからだろ?一緒にどう?」
あっ…
ふと、隣の席のいつもお昼を一緒に食べている先輩をみる。
「どうぞどうぞー。私、今日はちょうど外に行こうと思ってたから。久々に、時間が一緒になったんじゃない?いってらっしゃい」
優しくそう言って、バックを肩にかけて出かける準備を始めた先輩。
「ありがとうございます!」
井上くんは、爽やかにそう言ってニコッと笑った。
先輩、気を遣ってくれたみたい。この1週間、お互いに、結構仕事が立て込んでて、会社で会う機会が全くなかった私たち。
私と井上くんが付き合っていることは、少しずつ広まっていって、なんだかんだみんなに知れ渡ってしまっているけれど、みんな温かく見守ってくれている感じが伝わってくる。