日替わりケーキとおしゃべりタイム
それから、射的に挑戦したり、ヨーヨー釣りをしたり、屋台で美味しいたこ焼きや、焼きそばを食べたりと、学生時代に戻ったような気分でお祭りを思いっきり楽しんだ私たち。
気がつけば、あっという間に花火の打ち上げ時間の15分前になっていた。
「すごい人」
「だな。これ、花火ゆっくり見れるか?」
河川敷は、すごい人混みで、ゆっくり座って見れそうもない。
「もう少し離れたところ探してみる?」
そう言って、スマートフォンで地図を出し、見れそうな場所を探す井上くん。
こんなに人が集まるなんて、想像してなかった。きっとみんなあらかじめ場所取りしてたんだろうなあ。
「あれ?飛鳥…と井上くん?」
聞き慣れた声が、後ろから聞こえて振り返る。
あっ
「直樹」
そこには、焼きそばのパックを片手に持った直樹が立っていた。
「あっ、こんばんは」
「こんばんは。井上くん、この前は卵サンドありがとう」
「いえ。もう身体は大丈夫ですか?」
スマートフォンをポケットにしまって、井上くんは敬語で話しかけた。
「うん。おかげさまで。というか、同い年だし敬語やめようよ。距離感が、ね」
直樹は人懐っこく笑ってそう言うと、あたりを見渡した。
「こんな人混みじゃ、ゆっくり見れないでしょ。店に来たら?」
私と井上くんを交互に見ると、直樹はそう言ってお店の方を指差した。
「いいの?」
「もちろん。断る理由なんてないし。外のベンチに座って、ゆっくり見れるしね」
私の質問に、笑顔で即答すると、直樹はなぜか井上くんに向かって、ウインクをした。
気がつけば、あっという間に花火の打ち上げ時間の15分前になっていた。
「すごい人」
「だな。これ、花火ゆっくり見れるか?」
河川敷は、すごい人混みで、ゆっくり座って見れそうもない。
「もう少し離れたところ探してみる?」
そう言って、スマートフォンで地図を出し、見れそうな場所を探す井上くん。
こんなに人が集まるなんて、想像してなかった。きっとみんなあらかじめ場所取りしてたんだろうなあ。
「あれ?飛鳥…と井上くん?」
聞き慣れた声が、後ろから聞こえて振り返る。
あっ
「直樹」
そこには、焼きそばのパックを片手に持った直樹が立っていた。
「あっ、こんばんは」
「こんばんは。井上くん、この前は卵サンドありがとう」
「いえ。もう身体は大丈夫ですか?」
スマートフォンをポケットにしまって、井上くんは敬語で話しかけた。
「うん。おかげさまで。というか、同い年だし敬語やめようよ。距離感が、ね」
直樹は人懐っこく笑ってそう言うと、あたりを見渡した。
「こんな人混みじゃ、ゆっくり見れないでしょ。店に来たら?」
私と井上くんを交互に見ると、直樹はそう言ってお店の方を指差した。
「いいの?」
「もちろん。断る理由なんてないし。外のベンチに座って、ゆっくり見れるしね」
私の質問に、笑顔で即答すると、直樹はなぜか井上くんに向かって、ウインクをした。