ただの親友になりたかった。

本音

|ピンポーン
チャイムの声が聞こえる莉羽だな
寝たふりしよ

莉羽には合鍵を持ってもらっている。
俺は朝が弱いから


しばらく待っていると制服姿莉羽が起こしに来た
俺を起こそうと近ずいてきたから腕を掴んで押し倒した

莉羽のびっくりした顔もかわいい
そのまま顔を近ずけてキスしようと思ったけど可哀想だからやめといた
だから、耳元でささやいた
りーうおはよう

さすがにからかいすぎて顔を真っ赤させたので
解放してあげた



俺は莉羽が好きだ。
親が病院を開くからと引っ越しが決まり不安でいっぱいだったけど、りうが名前を聞いてくれて、遊んだくれて不安はすぐに消え去った



俺は元々私立の小学校に通っていたでもみんなつまんなくて、真面目すぎて俺には合わなかった。
だから引っ越すことが決まった時私立の小学校にいけと言われていたけど、絶対嫌やだと言ったら
渋々OKしてくれたこれだけは親に感謝している
それから俺は親に期待されなくなった。
でも俺には莉羽がいるから、ちっとも寂しくなんかない。
むしろありがたいなんて思っている



そんな大好きな莉羽に分かってもらうために
無駄に距離近くしたり鬱陶しいくらい話しかけたりしてアピールしているけど全く効き目がない でも
きずかれてしまったら、もうこの関係ではなくなる
莉羽はこちら側の人間では無いから


学校につくとラブレターらしきものが俺の靴箱の中に入っていた
嫉妬させようと思って大きくウワッとか言ってみたけどただ『 お前それラブレターじゃん、またかよ!いいな』
『 しかもモテモテの桃乃さんからじゃん!!!』
とただ羨ましたがるだけだ



俺はどんなに可愛い人と付き合うより莉羽と一緒にいる方がいいのに、、、
いつになったら分かってくれるんだろう?
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