【大幅改訂版】女王蜂〜魔女になってしまった花嫁さん
第21話
義妹にお見合いが来なくなった…
義弟にお嫁さんが来なくなった…
あいつたが懲戒免職処分を受けるおそれが出た…
あいつの長男が学校へ行かなくなった…
あいつの家の深刻な問題を言うても、アタシは知らないわよ!!
なさけないわね!!
あいつの家は、どこのどこまでふざけているのか…
つくづく思うわ…
アタシが義妹の顔に大ケガを負わせた事件について、義父母はアタシの実家と沼隈さんを相手取って1兆円の賠償金を請求する訴訟を起こす準備を始めた。
ジョートーだわ!!
義父母がアタシに対してイチャモンつけたから、徹底的に戦うわよ!!
話は変わって…
その日の夕食の時であった。
あいつの家の食卓には、義父母と義弟と義妹がいて晩ごはんを食べていた。
あいつの長男は、部屋にこもりきりになっていたので食卓にいなかった。
4人は、ボソボソとした様子で食べていたので雰囲気がドス黒く淀んでいた。
テーブルの上には、白ごはんとみそしるとあじのひらきときんぴらごぼうとひじきとたくあんが並んでいた。
義母は、義父をにらみつけたあと怒りをぶつけた。
「あなた!!」
「何なのだよぉ…」
「ちかこがお見合いを断られた回数を今から数えなさい!!」
「めんどくさい…」
「あなた!!アタシはそうとう怒っているのよ!!あなたひとりのせいでちかこのお見合いが来なくなったのよ!!よしあきにお嫁さんが来なくなったのよ!!」
「何だよぉ…ワシが悪いのかよ…」
「ええ、その通りよ!!ちかことよしあきが結婚できない原因はぜーーーーーーーーーーーーーーーんぶあなたにあるのよ!!あなたが全部悪いのに、イジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジ…と…いじけないでよ!!ロクデナシ!!」
義母は、義父に対してボロクソに言いまくったあと近くにあった小皿で頭を殴りつけた。
義父は、いじけた表情で食卓から出ていった。
義母はさげすんだ表情で義父をにらんだあと、義弟にやさしい声で言うた。
「よしあき…話…聞いているかなぁ…」
「何の話や!?」
「何の話って、平塚さんからよしあきにいい話しを持ってきてくださったのよ。」
「虫ケラの話は信用できない!!」
「どうしてそんなに怒ってるのよ…」
「虫ケラがオレに持ってきた話はウソっぱちだ!!」
「ウソっぱちって…平塚さんはよしあきの今後のことを思って…」
「虫ケラは、オレにクビだと言うた!!」
「工場をやめるんじゃないのよ…新しい工場へ移るだけよ。」
「それがウソっぱちなんだよ!!あの時、オレがワーキングホリデービザを取得したいと言うたら、虫ケラが待ったをかけたのだよ!!」
「平塚さんは、国内の事業所にいた方が安全だから止めたのよ。」
「やかましいのだよ!!オドレは頭にくるからいつか殺そうと思ってる!!」
「よしあき…」
「やかましいのだよ!!和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木…和木のわの字を見るだけでもヘドが出るのだよ!!」
「平塚さんは、よしあきが少しでもいい暮らしができるようにと思って、和木の工場に変えてみてはどうですかというているのよ…お仕事の内容は今の職場と同じで、和木の工場の方がお給料は少しよくなるのよ。…」
「それはだましのテクニックだ!!虫ケラは、他にもプロ野球やJリーグ観戦のチケットやコンサートのチケットを従業員割り引きで手配してくれるとか、社内旅行があるとか言うて、次々とオレをだました!!」
「そんなことないわよ…和木の工場には従業員割り引きなどの福利厚生はあるのよ。」
「ウソつくな!!他にも、広島の自動車メーカーの本社のOLさんと工場の男性従業員さんのお見合いイベントがあるとも言うた!!」
「本当にあるのよ。」
「ウソ言うな!!」
「よしあきは、どうして一方的に否定するのよ…和木の工場の男性従業員さんと広島の自動車メーカーの本社のOLさんとのお見合いについては、今日のNHKの夕方のワイドニュースで特集していたのよ…」
「またテレビテレビテレビ…といよるワ!!…テレビでしていたことはやらせだよ!!」
「よしあきがやらせだと思うのだったら、8時45分のニュースでもう一回出てくるから、テレビを見てよ。」
「ふざけるな!!」
「よしあき…平塚さんは厚意でよしあきの今後の人生設計のことを考えてくださっているのよ。」
「いいや!!虫ケラは、オレをクビだと言うた!!」
「どうしてそんなに大声を出して怒っているのよ!!おかーさんしんどいのよ!!」
義母が言うたの言葉に思いきりブチ切れた義弟は、ちかこの左目を平手打ちで叩いた。
(パチーン!!パチーン!!パチーン!!)
「ちかこ!!」
「よしあき!!どうしてちかこを殴るのよ!!」
「あんたが虫ケラとグルになってオレをぺちゃんこにつぶしたからちかこを殴った!!」
「ちかこはなんにもしていないわよ!!」
「いいや!!オレをグロウした!!」
「ちかこは一生懸命になって家のことをしているのよ…」
「だまれ!!」
(ガシャーン!!)
思い切りブチ切れた義弟は、金属バットで大型地デジテレビをぶち壊した。
「なんでテレビを壊すのよ!!」
「オドレが和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木…としつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこく言うたからテレビぶち壊した!!」
この時であった。
(ブーン!!ブーン!!ブーン!!)
アタシの乳房《むね》から飛び出たスズメバチが義弟を刺した。
義弟は、頭がサクラン状態におちいった。
義弟、ワーッとさけびながら物置に行った。
義弟は、物置からハンダゴテを取り出したあと父親のいる部屋に行った。
義弟は、ハンダゴテをコンセントにさしこんだあと義父をイカクした。
「オラオドレ!!」
「よしあき…」
「オレが自立できない原因は全部オドレにあるのだ!!ハンダゴテで目を焼いてやる!!」
「助けてくれ…助けてくれ…」
「ワーーーーッ!!ワーーーーッ!!」
義弟を刺したスズメバチが持っていた毒は、頭がサクラン状態におちいる作用を持っていた。
義弟は、義父の背中にハンダゴテをあてて大やけどを負わせた。
その後、家の中でメチャメチャに暴れ回った。
義弟は、今回の一件が原因で翌日から工場を勝手に休んだ。
これにより、家庭崩壊の速度が少し早まったようだ。
義弟にお嫁さんが来なくなった…
あいつたが懲戒免職処分を受けるおそれが出た…
あいつの長男が学校へ行かなくなった…
あいつの家の深刻な問題を言うても、アタシは知らないわよ!!
なさけないわね!!
あいつの家は、どこのどこまでふざけているのか…
つくづく思うわ…
アタシが義妹の顔に大ケガを負わせた事件について、義父母はアタシの実家と沼隈さんを相手取って1兆円の賠償金を請求する訴訟を起こす準備を始めた。
ジョートーだわ!!
義父母がアタシに対してイチャモンつけたから、徹底的に戦うわよ!!
話は変わって…
その日の夕食の時であった。
あいつの家の食卓には、義父母と義弟と義妹がいて晩ごはんを食べていた。
あいつの長男は、部屋にこもりきりになっていたので食卓にいなかった。
4人は、ボソボソとした様子で食べていたので雰囲気がドス黒く淀んでいた。
テーブルの上には、白ごはんとみそしるとあじのひらきときんぴらごぼうとひじきとたくあんが並んでいた。
義母は、義父をにらみつけたあと怒りをぶつけた。
「あなた!!」
「何なのだよぉ…」
「ちかこがお見合いを断られた回数を今から数えなさい!!」
「めんどくさい…」
「あなた!!アタシはそうとう怒っているのよ!!あなたひとりのせいでちかこのお見合いが来なくなったのよ!!よしあきにお嫁さんが来なくなったのよ!!」
「何だよぉ…ワシが悪いのかよ…」
「ええ、その通りよ!!ちかことよしあきが結婚できない原因はぜーーーーーーーーーーーーーーーんぶあなたにあるのよ!!あなたが全部悪いのに、イジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジイジ…と…いじけないでよ!!ロクデナシ!!」
義母は、義父に対してボロクソに言いまくったあと近くにあった小皿で頭を殴りつけた。
義父は、いじけた表情で食卓から出ていった。
義母はさげすんだ表情で義父をにらんだあと、義弟にやさしい声で言うた。
「よしあき…話…聞いているかなぁ…」
「何の話や!?」
「何の話って、平塚さんからよしあきにいい話しを持ってきてくださったのよ。」
「虫ケラの話は信用できない!!」
「どうしてそんなに怒ってるのよ…」
「虫ケラがオレに持ってきた話はウソっぱちだ!!」
「ウソっぱちって…平塚さんはよしあきの今後のことを思って…」
「虫ケラは、オレにクビだと言うた!!」
「工場をやめるんじゃないのよ…新しい工場へ移るだけよ。」
「それがウソっぱちなんだよ!!あの時、オレがワーキングホリデービザを取得したいと言うたら、虫ケラが待ったをかけたのだよ!!」
「平塚さんは、国内の事業所にいた方が安全だから止めたのよ。」
「やかましいのだよ!!オドレは頭にくるからいつか殺そうと思ってる!!」
「よしあき…」
「やかましいのだよ!!和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木…和木のわの字を見るだけでもヘドが出るのだよ!!」
「平塚さんは、よしあきが少しでもいい暮らしができるようにと思って、和木の工場に変えてみてはどうですかというているのよ…お仕事の内容は今の職場と同じで、和木の工場の方がお給料は少しよくなるのよ。…」
「それはだましのテクニックだ!!虫ケラは、他にもプロ野球やJリーグ観戦のチケットやコンサートのチケットを従業員割り引きで手配してくれるとか、社内旅行があるとか言うて、次々とオレをだました!!」
「そんなことないわよ…和木の工場には従業員割り引きなどの福利厚生はあるのよ。」
「ウソつくな!!他にも、広島の自動車メーカーの本社のOLさんと工場の男性従業員さんのお見合いイベントがあるとも言うた!!」
「本当にあるのよ。」
「ウソ言うな!!」
「よしあきは、どうして一方的に否定するのよ…和木の工場の男性従業員さんと広島の自動車メーカーの本社のOLさんとのお見合いについては、今日のNHKの夕方のワイドニュースで特集していたのよ…」
「またテレビテレビテレビ…といよるワ!!…テレビでしていたことはやらせだよ!!」
「よしあきがやらせだと思うのだったら、8時45分のニュースでもう一回出てくるから、テレビを見てよ。」
「ふざけるな!!」
「よしあき…平塚さんは厚意でよしあきの今後の人生設計のことを考えてくださっているのよ。」
「いいや!!虫ケラは、オレをクビだと言うた!!」
「どうしてそんなに大声を出して怒っているのよ!!おかーさんしんどいのよ!!」
義母が言うたの言葉に思いきりブチ切れた義弟は、ちかこの左目を平手打ちで叩いた。
(パチーン!!パチーン!!パチーン!!)
「ちかこ!!」
「よしあき!!どうしてちかこを殴るのよ!!」
「あんたが虫ケラとグルになってオレをぺちゃんこにつぶしたからちかこを殴った!!」
「ちかこはなんにもしていないわよ!!」
「いいや!!オレをグロウした!!」
「ちかこは一生懸命になって家のことをしているのよ…」
「だまれ!!」
(ガシャーン!!)
思い切りブチ切れた義弟は、金属バットで大型地デジテレビをぶち壊した。
「なんでテレビを壊すのよ!!」
「オドレが和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木和木…としつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこく言うたからテレビぶち壊した!!」
この時であった。
(ブーン!!ブーン!!ブーン!!)
アタシの乳房《むね》から飛び出たスズメバチが義弟を刺した。
義弟は、頭がサクラン状態におちいった。
義弟、ワーッとさけびながら物置に行った。
義弟は、物置からハンダゴテを取り出したあと父親のいる部屋に行った。
義弟は、ハンダゴテをコンセントにさしこんだあと義父をイカクした。
「オラオドレ!!」
「よしあき…」
「オレが自立できない原因は全部オドレにあるのだ!!ハンダゴテで目を焼いてやる!!」
「助けてくれ…助けてくれ…」
「ワーーーーッ!!ワーーーーッ!!」
義弟を刺したスズメバチが持っていた毒は、頭がサクラン状態におちいる作用を持っていた。
義弟は、義父の背中にハンダゴテをあてて大やけどを負わせた。
その後、家の中でメチャメチャに暴れ回った。
義弟は、今回の一件が原因で翌日から工場を勝手に休んだ。
これにより、家庭崩壊の速度が少し早まったようだ。