彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode. 0】
出会い
永峰俊樹さん。
彼の秘書に抜擢されたことが彼との出会いとなった。
「ああ、君か。よろしくね」
兄とは違うイケメン。若いのに何故役員?そうか、社長の親戚だから?仕事も知らないのにずうずうしい。
顔に出ていたかも知れない。
「ふーん。勝ち気なタイプだね。お手並み拝見といこうか」
私の顔色を見て、ニヤリと笑う。
こっちの台詞だ、ふん。
最初はそんな関係で始まった。