彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode. 0】
おかゆやスープ。水に冷却シート。氷枕など。
今必要なものだけとりあえず運んでもらう。
スーツを脱がせて着替えさせる。
きれいにかたづけてある部屋。どうして、部屋は綺麗なのに、あの執務室?
そう思いながら片付けて食事させた。帰りますねと言うと、コクコク頷いている。
私はふと笑ってしまったがその日はそれで帰った。
翌日。
出社前に秘書室長に連絡するとやはり具合が悪くて本部長はダウンというので、仕事の前に買い物をしてマンションへ行くので、本部長に伝えてくださいと頼み、スーパーで調達した食料品を手に本部長の部屋へ行く。
ピンポーン♪
すると、自動で開いた。
開けてくれたのね、良かった。寝てたらどうしようかと思った。
「おはようございます」