彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode. 0】

 「何ですか、一体?」

 「……ありがとう。美味しかったし、助かった。また来てくれ」
 
 「は?明日も具合悪かったら考えます」
 
 「携帯連絡先交換しよう」
 
 「わかりました」
 
 そう言うと、メールアプリを交換した。

 翌日。

 朝、メールを見ると本部長からだった。

 今日は大丈夫なので会社へ出ると書いてある。

 良かったですね、では会社で、と返信する。

 準備をして出社した。

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