彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode. 0】
溺愛
「大丈夫かい?菜摘はじめてだろ?」
あっという間にベッドへ運ばれて嵐のような彼に翻弄された。
私はそういうことが全て初めてだったので、少し大変だった。だが、彼は時間をかけて愛してくれた。
耳元で何度も菜摘好きだと囁かれ、俊樹さんと呟いてすがりついた。
目が覚めると、喉が痛い。声を上げすぎたらしい。
しかも立てない。信じられない。びっくりした。
彼が水を持ってきてくれて、やっと飲んだ。
「ありがとう」