鬼の子
05 呪いを探す鍵
⋆⸜꙳⸝⋆
家に帰ると家の中はシンと静まり返っていた。
以前は17時過ぎると、パートの仕事を終えたお母さんは家にいたのに、ここ数日はお母さんもお父さんも夜にいないことが多くなった。
「なんで最近夜いない事が多いの?」と聞くと、それは聞かないでくれ。と言わんばかりにはぐらかされて、何度聞いても教えてくれなかった。
どうせ教えてくれないので、面倒になり私も聞くことを諦めた。
最近、家族でほとんど会話をしていないので寂しくもあったが、もう私も高校生なので「普通の家庭もこんなもんかな」と自分を納得させていた。
〜♬
家で1人まったりしていると、スマホの着信音が鳴った。スマホの画面に表示された名前は、光希だった。
「・・・・もしもし?」
「今から茜の家行くから!後5分くらいで着く」
「え、なんで?」
「話あるから!待ってて」
一方的にプツリと通話を切られた。
・・・なんだろう?
光希、なにかあったのかな?
心配しながら待っていると、通話が切られて5分も経たないうちにインターホンのチャイムが鳴る。
家に帰ると家の中はシンと静まり返っていた。
以前は17時過ぎると、パートの仕事を終えたお母さんは家にいたのに、ここ数日はお母さんもお父さんも夜にいないことが多くなった。
「なんで最近夜いない事が多いの?」と聞くと、それは聞かないでくれ。と言わんばかりにはぐらかされて、何度聞いても教えてくれなかった。
どうせ教えてくれないので、面倒になり私も聞くことを諦めた。
最近、家族でほとんど会話をしていないので寂しくもあったが、もう私も高校生なので「普通の家庭もこんなもんかな」と自分を納得させていた。
〜♬
家で1人まったりしていると、スマホの着信音が鳴った。スマホの画面に表示された名前は、光希だった。
「・・・・もしもし?」
「今から茜の家行くから!後5分くらいで着く」
「え、なんで?」
「話あるから!待ってて」
一方的にプツリと通話を切られた。
・・・なんだろう?
光希、なにかあったのかな?
心配しながら待っていると、通話が切られて5分も経たないうちにインターホンのチャイムが鳴る。