桜のお姫様
「サイテー...?
それはあんたらでしょ!?
姫喜ばっかりを信じて!!
あんたたち私の話を少しでも聞いてくれた!?
少しでも耳を傾けようとしてくれた!?
ねえ、あんたらにとってあの7年間ってなんだったの!?
私ってなんだったの!?
たった1人の嘘に騙されるほど、薄っぺらかったの!?
ねえ、答えてよ!!
“信じる”って、“愛してる”って言葉、全部全部嘘だったの!?
あの手の温もりも、うそ、だったの!?
信じて、くれないの?
私、みんなになにかした?
悪いこと、なにかしたかなぁ?



ねえ、信じてよ...」



最後は、私のたった一つの願いだった。
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