Delicious！！

野菜は最高の彩り！

「一ノ瀬、どうなの？あたしが食べられそうなメニューは見つかったの？言っとくけど、あたしの偏食はすごいからね？」

ブリ大根を作った翌日、学校の教室に僕が入るとニヤニヤしながら間宮が話しかけてくる。僕は間宮に笑い返した。

「どうだろ？魚料理はもう決まったよ。次は野菜」

「野菜とか、あたしが一番嫌いなやつじゃん！無理なんですけど！」

そう言う間宮を無視して僕は自分の席に座る。そして、おいしい野菜レシピを考えた。



「う〜ん、どうしようかな。野菜スープにするか？でもきのこを味噌汁に使いたいから……。でも普通のサラダとか絶対食べないよな」

放課後、スーパーの野菜コーナーをウロウロしながら僕は考えていた。野菜が大嫌いな人にいきなりボウルいっぱいのサラダはキツいだろう。だけど、ブリ大根に野菜炒めは付け合わせとしてどうだろうか……。

野菜コーナーから気分転換に違うコーナーをブラブラ歩いてみることにした。すると、あるものが目に止まる。