私だけ特別?

男子恐怖症

翔「奈々美が起きた。静かにしろ」
_え?高橋先輩?
め、メガネは!?あ、ちゃんと、つけてる、、良かった。
奏太「あーっと、奈々美ちゃん。」
奈々美「は、はい?」
?????
奏太「体調大丈夫?」
え?
奈々美「あ、もう大丈夫です」
奏太「あー良かったー!」
翔「奏太の力が強すぎて気絶しちまったじゃねぇかよ。」
へ?
奏太「え、あ、俺の力そんなに強かった?」
花苗「いや。力が強いとかじゃなくて。奈々美は男子恐怖症なんだよね?」
奈々美「コクン」
奏太「え、マジ?」
花苗「マジ!」
奏太「うっそーん!ごめんね!奈々美ちゃん」
奈々美「だ、大丈夫です、、」
でも、怖い
翔「…。」
奈々美「でも、その男子恐怖症を治したいんです。お母さんのためにも。」
そう。私は男子恐怖症を治したいんだ。
翔「へぇ。」
?????
花苗「あ、そうだったんだ!」
奈々美「う、うん。でも、あの頃のトラウマがフラッシュバックして中々治らないの、、、」
奏太「あの頃?」
翔「ちょっと、先生のとこ行ってくる。」
奏太「お、おう。」
と、高橋先輩は保健室から出て行った。
奏太「その、あの頃の事とか教えてくれたら、その男子恐怖症を治す手伝いができるかもしれない。」
奈々美「え?」
治せるの!?✨
奏太「あ、無理だったらいいよ?」
奈々美「あの頃のこと言います。」
花苗「奈々美。無理しちゃダメだよ?」
と、花苗ちゃんは私の手を握ってくれた。
奈々美「う、うん」
奈々美「私は3年前にお父さんが亡くなったの。そっからだったかな?怖くなったの。学校に行ったら男子生徒にスカートめくられたり、机の中を荒らされたり、放課後に私を呼んで1人で2、3時間待たせたり、教科書とノートを破られたりとか他にもあるけど、そんなことやられたの、、、ッ」
ヤバいフラッシュバックしてきた、、ッ!
奏太「え、それってさ。」
花苗「え、それって。」
と、坂山先輩と花苗ちゃんが声を揃えて言った。
奏太「奈々美ちゃんのこと好きなんじゃない?」
花苗「奈々美のこと好きなんじゃない?」
と、またまた声を揃えて言った。
奈々美「え?好、き?」
いやいやいやいやいやいや。ありえない
奈々美「それは違うと思います。」
奏太「まぁ、でも男子恐怖症を治したいんでしょ?」
奈々美「は、はい!」
奏太「じゃあさ"俺と翔"が手伝ってやる。」
え?2人が?
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