迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。
「唯…ぜったいに幸せにする。…皆に祝福されて俺たちは幸せ者だな。」
周りに目を向けると、玲也と私の両親はもちろん、蓮くん、真紀ちゃん、本郷さん、京子さん、秘書の瀬谷さんや、友人の理子、沢山の人達が笑顔で向けてくれている。
「私、もう…すでに世界で一番、幸せ者です。」
私達二人の未来はまだ始まったばかりだ。
これから先にどんな事が待ち受けているのか分からない。
でも、分かっていることが一つだけある。
私は何があっても、この握られた手を離さない。
幸せは誰かが与えてくれるものではない。
一緒に作っていくものだから…。
END
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