迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。
真実へと変わる
同窓会の事件からもう一か月が経っている。
玲也のお父さんの件などいろいろな事件があり、少し忘れかけていたところだ。
しかし、そういえば気味が悪いほど、青柳君は何も言ってこない。
やはり口では言っていたが、本当に行動に移すことは無いのだろうと内心は安心していた。
今日は玲也が出張なので、会社の帰りに買い物をして一人家に向かっていた。
心配性の玲也は、秘書の瀬谷さんに家まで送ってもらうようにと言っていたが、その必要な無いと断っていたのだ。
今日は一人で食事なので、少し手抜きをしようと思い、近くのコンビニでお弁当を買って済ませることにした。
家の近くのコンビニを出て歩き出した時、後ろから誰かが近づいて来る足音がした。
しかし、たまたま方角が同じ人で自分には関係ないと思っていたが、すぐ後ろに気配を感じて振り返ったその時。