迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。



青柳君の事件から東京にもどり、3日が経っていた。


しかし、玲也は以前と全く変わらず、むしろ私を避けているように感じていた。
玲也の気持ちを聞いて嬉しくドキドキしているのは私だけだったみたいだ。

今日は仕事も休みのようだが、私が起きる前にジムに出かけてしまったようだ。
テーブルにメモが残っている。


『朝食は冷蔵庫に入れてあります。僕はジムで汗を流してくる。』


玲也のメモを見て冷蔵庫を開けると、ハムとレタスが挟んであるシンプルなサンドイッチとヨーグルト。ヨーグルトにはジャムと干しブドウがのせてある。

玲也の優しさを感じながら、朝食を済ませて片付けをしているとき、玄関のドアが開く音がした。




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