迷惑をかけた相手になぜか溺愛されたようです。
深い口づけは私の呼吸を奪うほどだが、青柳の口づけとは全く違い、優しさを感じる。
玲也に服を脱がされると、急に明るい部屋が恥ずかしくなる。
「あ…あの…明るいので…見ないでください。…恥ずかしいので…」
すると玲也は首を横に振った。
「唯ちゃんのお願いでも、それは聞いてあげられない…綺麗だよ…唯ちゃん。」
玲也は私の首筋に唇を這わせた。
それだけでなんだか変な声が出てしまった。
「…っあ…」
慌てて口を押えると、玲也はその手を口から離した。
「唯ちゃんの可愛い声…もっと聴かせて。」
玲也の唇が触れているところが熱くて溶けていきそうだ。
同時に玲也の指は、私の敏感な部分を弄ぶように動いている。
胸の頂上を指でコロコロと転がしたり、軽くつまんだり。
体に這わせた唇はお腹から、さらには持ち上げられた太腿に口づけを落とした。
そして、開かれた脚の間の敏感な部分に指を這わせた。
「唯ちゃん、もうこんなに僕を欲しがってくれて…嬉しいよ。」
玲也の指が動くたびに、水音が部屋に響くほどだ。
さらに玲也は水で濡れた蕾を舌で味わう。
「れ…玲也さん…そこは…駄目です…。」
そして、私の中に玲也の指が入って来ると、自然と体は弓なりに弧を描く。
玲也は自分も着ていた服を全て脱ぎ捨てた。
鍛えた体は、思っていた以上に綺麗な彫刻のようでもある。
いつもの優しい玲也の瞳が雄の色になり、妖艶な表情で私を組み敷いた。
すると、静かに玲也は男性自身を私の中にゆっくりと沈めてきた。
「唯ちゃん、…辛くない?」
玲也でお腹の中がいっぱいになり苦しいが、それ以上に嬉しい気持ちで涙が流れた。
「大丈夫です…玲也さん…嬉しいです。」
すると玲也は一瞬動きを止めた。
「もう…そんなに俺を可愛く煽らないでくれ…優しくできなくなる。」
その言葉の通り、それからの玲也は激しく私を抱き、気が付けば気を失う様に眠ってしまったようだ。