捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
イオレッタの言葉に薬師が叫ぶ。それはそうだけれども、彼らの言い分も理解はできるけれども。
「私、土の精霊と契約しているので、群生地見つけるの得意なんですよ! それなりに戦えるので、多少離れたところに行っても問題ないですし! 森で宿泊しての採取もできるから、奥まで行けます!」
イオレッタの言葉に、カウンターのマーガレットに詰めかけていた薬師達が一斉にこちらに向かってきた。
「なら、頼む。ゴリンゴの実が欲しい」
「ラタニィア花の種!」
「ポイズンリリーの葉が欲しい」
「あー、ちょっと待ってちょっと待って! 順番、メモください!」
一度に言われても、イオレッタの手には余ってしまう。薬師達を整列させ、優先順位をつけるのはマーガレットが手を貸してくれた。
できるだけ多くの薬草を見つけてくると言い残し、森に入る。最初は、ポイズンリリーの葉だ。真っ赤な百合に似た花をつける毒草なのだけれど、解毒薬を作るのに必須の植物だ。
「私、土の精霊と契約しているので、群生地見つけるの得意なんですよ! それなりに戦えるので、多少離れたところに行っても問題ないですし! 森で宿泊しての採取もできるから、奥まで行けます!」
イオレッタの言葉に、カウンターのマーガレットに詰めかけていた薬師達が一斉にこちらに向かってきた。
「なら、頼む。ゴリンゴの実が欲しい」
「ラタニィア花の種!」
「ポイズンリリーの葉が欲しい」
「あー、ちょっと待ってちょっと待って! 順番、メモください!」
一度に言われても、イオレッタの手には余ってしまう。薬師達を整列させ、優先順位をつけるのはマーガレットが手を貸してくれた。
できるだけ多くの薬草を見つけてくると言い残し、森に入る。最初は、ポイズンリリーの葉だ。真っ赤な百合に似た花をつける毒草なのだけれど、解毒薬を作るのに必須の植物だ。