捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
アルディに頼んで、ポイズンリリーの群生地を探してもらう。途中、荒れ果てた群生地を通りがかった。
(……とりあえず、群生地は再生させておいた方がいいかな)
土の精霊であるアルディなら、土の中の魔力を結集させて一気に薬草を育てることもできる。薬草不足が解消するまでは、イオレッタがこうやってこっそり群生地を回復させても構わない。
「――よし! アルディ、お願いできる?」
『任せて! イオレッタの魔力も使えば、一気に成長させられるよ』
「遠慮なく持って行ってちょうだい!」
イオレッタの要請に応じて、アルディは遠慮なく魔力を引き出していく。
「どうしてこんなことをするのかしらね」
『僕わからないよー』
「そうね、アルディにはわからないわよね」
時に人間はどこまでも愚かになれるものではあるけれど。自分達の命を守ってくれる薬草の群生地を破壊するなんてどうかしている。
「これでよし、と。じゃあ、もう少し奥の方に行ってみましょうね」
(……とりあえず、群生地は再生させておいた方がいいかな)
土の精霊であるアルディなら、土の中の魔力を結集させて一気に薬草を育てることもできる。薬草不足が解消するまでは、イオレッタがこうやってこっそり群生地を回復させても構わない。
「――よし! アルディ、お願いできる?」
『任せて! イオレッタの魔力も使えば、一気に成長させられるよ』
「遠慮なく持って行ってちょうだい!」
イオレッタの要請に応じて、アルディは遠慮なく魔力を引き出していく。
「どうしてこんなことをするのかしらね」
『僕わからないよー』
「そうね、アルディにはわからないわよね」
時に人間はどこまでも愚かになれるものではあるけれど。自分達の命を守ってくれる薬草の群生地を破壊するなんてどうかしている。
「これでよし、と。じゃあ、もう少し奥の方に行ってみましょうね」