捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
「それなら、いいものを渡そう。スィア湖に行くのだろう? 精霊を集める香をやる。多数の精霊を集めれば、もう一体ぐらいは契約できるだろう。ご令嬢を救うのに役立てばいいのだが――俺は、クライヴを拘束する準備をこちらで進めておく」
 彼らの言葉が本当かどうかは、気にしなくてもいい。大切なのは、クライヴを蹴落とすことなのだから。
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