仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。

【わかった。じゃあたくさんお話ししよう?】

【うん!】


こうして私たちのメールのやり取りが開始された。


【なんか、付き合ってるって考えるとすごいドキドキするね】

【うん、ドキドキする!】


やっぱり何度聞いても、忍くんがドキドキしてくれてるって言ってくれるもすごく嬉しいなぁ。


【千幸、今度美味しいアイス用意しておくから、そしたら食べにきてくれる?】

【忍くんがいいならぜひ!】

【じゃあ約束ね】


えへへ、また遊ぶ約束できちゃった……!

私、不幸なことなんて綺麗に忘れるぐらい、幸せだ。


この楽しいひと時は実はじいやにバレていて、目を瞑ってくれたということは秘密だ。
< 168 / 239 >

この作品をシェア

pagetop