仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
返事が聞けたので、私はその場を去って行こうと後ろを向く。

だけどそこには忍くんがいて……。


「千幸?」


にこにこ笑いながら、私のことを見つめていた。


「し、忍くん……?どうしたの?」


あ、れ?もしかして怒ってる!?


「椎名さん、俺と付き合ってるんだよね」

「う、うん」

「じゃあなんでアイツに彼女いるか聞いてんの?」

「へっ?」


もしかして、誤解されてる!?


これはまずい……!だって忍くん……!!


「あー、アイツにも興味出たんだ……」


ちょっと思い込みが激しいんだもん……!!


「ち、ちがうよ忍くん待って……!!」


そう言ったけれど、無視して行かれてしまった。

あああ……どうしよう!


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