仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
どうしてだか絶望したような顔をしている綾人くん。

だ、大丈夫かなぁ……?もしかして、今の忍くんの一撃が相当痛かったんじゃ……。


心配で綾人くんを見つめていると、綾人くんもこちらを見て目が合った。


「つ、付き合ってたの……!?」

「えっ?う、うん……!」


ポカンとしている綾人くん。

そして私はふと思い出した。


ドレス、まだ返してない!!


「嘘、マジか……」


すごくショック受けてる……?

私たち、そんなに意外かな……?割と2人でいること多かったから、気がついてるかと思ってた。


「どうかしたかな……?」

「いや、びっくりしただけだよ」

「そっか」


びっくりしただけか、それならよかった!


そう思っていれば、忍くんがクスクス笑っていた。


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