仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
さすがに恥ずかしくてそんなことは言えなかったけれど、幸せな気持ちでいっぱいになっていた。


「あ、の、昨日はありがとう、連絡してくれて……!すごく嬉しかった」

「俺もすごく嬉しかったよ」

「本当?」

「うん、椎名さんには嘘つかないよ」

「そっか、よかった!」


本当に幸せでたまらない。


そんな何気ない会話をしながら学校へと歩いて行った。


そして、校門が見えた辺りでのこと。


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