仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
「はぁ……」


頬杖をつきながら、大きなため息をついてしまった。


千幸ちゃんも、こんな気持ちだったのかな……?

私、こんなにも恋に弱かったっけなぁ……。


授業も全然頭に入ってこないし、お腹も空きにくくなっちゃった。


常に颯くんのことで頭はいっぱいだし……。

夢にもたくさん出てくる。なんだか、不思議だなぁ。


ふわふわした気分でいたけれど、ペチペチとほっぺを叩いて目を覚ました。


だめ、ちゃんと授業受けたなきゃ……!努力してれば、いつか颯くんが認めてくれるかもしれないし……!!


そう思って、真面目に勉強に取り組み始めた。


頑張らなきゃ……!!


その後、クタクタになる程たくさんの授業を一生懸命に受けたのだった。


そして、ドキドキは突然訪れる。


お昼ご飯の時間……。


今日のお弁当は、たまたま自分で作ったものだった。

いつも使用人が作ってくれるのだれど、どうしても量が多くなってしまうから、たまには自分で作ってみたのだ。


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