仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
もし私がシンデレラで、忍くんが王子様だったら、0時になっても返してくれなさそうだけれど……。


そんな忍くん王子様が、大好きだ。


「そうだ、ちゃんとできてなかったから。プレゼントの話、どうする?」

「へっ?あ、えっと……」


そんな、これ欲しい!なんて申し訳なくて言えないよ……。


それに私、今特に欲しいものないしなぁ……。


甘いものも今は気分じゃない。

ぬいぐるみだって家にあるもので満足してる……。


迷っちゃうなぁ。


「特に思いつかないかな?」

「うん……ごめんね」

「いや、謝らないで。じゃあ俺のおまかせで平気?」

「おまかせ?う、うん。っていうか私、プレゼントなんてなくてもいいよ?」


忍くんといられれば、それだけで大満足だ。


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